今回は「相場」について書いてみたいと思います。
早速ですが、これから質問するモノについて金額(相場)を
頭に描いてみてください。
「缶コーヒーはいくらくらいですか?」
「ランチの弁当は?」
「日本車コンパクトカーは?」
いかがですか?
缶コーヒーは100~120円くらい。
ランチ弁当は500~600円くらい。
日本車コンパクトカーは150~170万円くらい。
私と大体同じくらいの金額を描かれたのではないでしょうか?
私は営業マンの時に考えもしませんでしたが、
この『相場』というのは一体なんなのでしょうか?
「消費者がモノ・サービスを購入するときに参考にする額。」
「自身の経験値から生まれた額。」
少しだけ話がずれますが、先日出張で行った
シンガポールの車事情のお話をします。
シンガポールは自国に自動車メーカーがないため、
車社会にもかかわらず全て“外車”なのです。
「車を持つということに莫大な費用がかかる?」
シンガポールで車両価格150万円の日本のコンパクトカーを
購入するとします。
まず、関税等で約3~4倍になるとのことです。
ざっくりとした計算ですが、約500万円。
その他に「車両購入権」というものがあり、
それを入札で購入しなければ車を保有できません。
10年間の保有権が800万円ほどになることもあるとか…。
日本では考えられませんが、現地ではそれが“車の相場”なのです。
ヴィッツ・マーチ・デミオを所有すると1000万円を超えていくことです…。
これがシンガポールでは車の“相場”です。
ITの進歩により、情報過多のこの時代に
“相場”を知るツールは山ほどあります。
営業マンにとってこの“相場”が販売の邪魔をすることが大いにあります。
次回は相場を如何に利用し販売に繋げていくか?の話をしたいと思います。
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