今回は先日出張で行った沖縄でのお話をします。


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仕事を終え、一夜だけ自由な時間ができたため、
観光の雑誌に載っているお店ではなく地元の方が
「おいしい!」というお店に行きたいと思い
タクシーの運転手さんにお勧めを聞き連れて行ってもらいました。


そのタクシーはホテルと提携している個人タクシーで、
運転手さんは50歳前後の女性。

挨拶がとても丁寧で運転も上手、運転中の話もとても面白く、
なかなかこのような運転手さんはいないよなぁと思いながら
お勧めの地元のご飯が食べられる居酒屋で落としてもらいました。



お店の料理・お酒もおいしく、お店の雰囲気も「これぞ沖縄」といったもので大満足でした。



そして、帰りも迎えに来てもらう予定だったので、
お会計の頃に運転手さんの携帯電話に連絡をしました。

事前に「時間によってはお客様が入ってしまう場合があり、
その時は他の者が伺います。」とのことでした。



あれだけの運転手さんだから難しいかなぁと思いながら…。



やはり送迎中でした。



「すみません。代わりに私の兄貴が直ぐに行きます!!」
と言われ、残念だなぁと思いながら待っていると
待っていたかのようにその“兄貴”が1分後に参上。


「どうも、酒井さん!!」
そこには沖縄の陽気なおじさんが、
素敵な笑顔で迎えてくれました。

ホテルへの帰路、
「兄妹ともにとても素敵な運転手さんですね。
東京ではあまり遭遇することがありません。」
と伝え、行き同様話が弾みました。

その中で行きの運転手さん(妹)はタクシーの接客の大会で
優勝し、県代表となり全国大会に出場したことのある
自慢の妹であるとのこと。

「妹の右に出るタクシードライバーは沖縄にはいない」
という話を聞いていて、確かに素敵だったなぁという思いと
それ以上になんという兄弟愛だと私は感動してしまいました。

酔いも手伝って、
「●●さん、(その時は名前で呼んでいました)
この後はまだ仕事あるんですか?」

「あと一時間残ってるけど…、
一緒に呑み行く?
もう今日は仕事やめだぁ!
あとは◎◎さんに任せちゃえばいいんだよ。」

「本当にいいんですか?
じゃぁ、行きましょう!!!!」

『沖縄タイム』というか、「テーゲー」(適当)というか…。

ホテルまであと少しというところで進路を変え
“兄貴”の行きつけのバーへ。

私を店で待たせ、兄貴は車を自宅に置きに帰り、
一張羅に着替えて登場!

どこまでも素敵な人です。

バーでは、現地のタクシー事情、兄貴は11人兄妹の2番目である話、沖縄の基地問題の地元住民の話、東京の話、私の仕事の話…等
時間が経つのはとても早く、気付いたら泡盛のボトルが…。


その話の中で一番印象に残っている話は、
運転手さんの仕事のお話でした。

「俺たち兄妹はとにかく沖縄で楽しんでもらいたい、
喜んでもらいたいだけさぁ。(沖縄訛)ただそれだけ。」と。

とてもシンプルですが、衝撃を受けました。


わかっていたもつもりですが、こんなにも純粋にシンプルな言葉で目を見て言われると…。


営業マンもモノ・サービスを販売するプロとして
「クライアントにどのようにしたら満足を与えられるか?」
を突き詰めて考えていかなければいけないと私が勉強しました。


少し端折りましたが、とても充実した時間でした。

運転手さんとはまた会うことを約束し、沖縄から帰ってきました。



運転手さん、おいしい泡盛と良い話をありがとうございました。

その時の画像は撮り忘れてしまったので、
沖縄No.1運転手である妹さんが薦めてくれたお店での
泡盛が入っている琉球グラスです。

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