『目先の2件より…』

 

今回は、最近私の目の前で実際に起きた事を書きたいと思います。

 

 

先日、仕事が早く終わり、次のアポまでの時間がだいぶ空いたため
カフェに入りました。

誰もが知っているカフェです。

 

私は2人席の丸テーブルのところでノートPCを開いて仕事をしていました。

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すると、女子大生らしき子が私の隣の席めがけて歩いてきました。

 

左肩には大きなカバン、右手にはプラスチックカップに入った
アイスコーヒー、左手には携帯電話を持ってドカドカと
隣の席に入ってきました。

 

都心によくある店の作りで、隣との間隔が狭く、気を使って入らないと
隣の席の方に迷惑をかけてしまう席です。

 

私はドリンクをPCのすぐ横に置いていたので、
少し気を使い内側に置き直しました。

 

 

彼女はアイスコーヒーをテーブルに置き、バックを反対側にあるもう一つの
椅子にバックを置き、何かを探すため中をあさった瞬間でした。

 

彼女の肘が、自分で置いたアイスコーヒーのカップに当たり、
下へ落ちたのです。

 

地面に落ちた拍子で蓋も勢いよく外れ、氷とコーヒーが
かなりの範囲に飛び散りました。

 

「あっ!!」

 

幸い誰にも被害がなかったのですが、

私は「大丈夫ですか?手伝いますよ。」と言葉を掛けました。
「ありがとうございます。店員さんを呼ぶので大丈夫です。」と、
すぐに近くにいた店員にコーヒーを溢してしまったことと
謝罪を伝えていました。

 

 

 

すると、その店の中では偉いであろうスタッフは少し嫌な顔をした後、
バイトであろうスタッフを呼び、紙ナプキン、モップで掃除をさせていました。

 

そのお偉いさんの態度といったら…、

 

言葉では「わかりました。大丈夫です。掃除をしておきます。」と言いつつも、
「余計な仕事を増やすな」と言わんばかりの表情でした。

 

そのスタッフの表情、態度に私は久しぶりに不快な気持ちになりました。

 

しかし、救いだったのが掃除をしてくれた(おそらく)バイトスタッフです。

 

溢してしまった女子大生が気まずくならないように
「気になさらないでください。本当に大丈夫ですよ。」と
満面の笑顔で声を掛け、丁寧に片付ける姿を見ていました。

(外から見たら、その光景を見ている私は少し気持ちの悪いお客様に見えたかもしれません)

 

私が感じた、その前の大きなマイナスイメージもフォローし、
彼女の言動はとてもとても素敵な姿に見えました。

 

 

女子大生はこぼれたコーヒーを綺麗に拭き終えた店員にお礼を伝え、
次に、その女子大生はどのような行動を取ろうとしたか?

 

そうです。

財布を持ち、コーヒー(次はコーヒーかはわかりませんが)
再度頼みに行こうとレジに向かいました。

 

すると、その途中で満面の笑顔が素敵なその店員が
新しいアイスコーヒーを持って彼女のもとへ。


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店員「是非お飲みください!!」

 

女子大生「お支払いします。」

 

店員「いえ、結構です。」

女子大生「本当に払います。」

という押し問答を何周かした後、女子大生が「有難うございます。」と
ありがたく頂くという…。

 

なんとも微笑ましい光景を目にしました。

 

 

ここで!!

 

営業マン(店員)、経営目線で考えると…。

 

本来であれば、お客様である女子大生から売上「2杯分」が獲得できました。

 

しかし、そのお店は「+1杯の売上(溢したコーヒーの注文)と、
マイナス1杯の原価(溢した後のサービス)」をそのお店は取りました。

 

バイトの子はそこまでのことは考えていないでしょう。

しかし、それを選ぶことで女子大生は完全にその店の“ファン”になりました。

 

きっとリピーターになるでしょう。

将来何十杯、何百杯の売上を作ってくれます。

 

また、周りの人にこの件を話し、お店のファンを“勝手に”増やしてくれるかも
しれません。

 

 

当たり前のことですが、これができる会社、できない会社、できる人、
できない人がいます。

営業マンも同じです。

 

全営業マンが目先の1件を取りに行こうとしています。

この強い気持ちを持ちつつ、さらにもう一つの作業・発想として

 

しかし、立ち止まって

「将来の何百件」を取ろうと考え、言動を起こす。

ファンがファンを作ってくれる(紹介営業)。

 

この発想を持って仕事をすると、接しているお客様への言葉が変わります。

行動・接し方が変わります。

 

私も仕事でこのようなことは教えていることですが、目の前で営業とは?
ということを改めて考えさせられる日常にある一幕でした。
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株式会社 ウィングパートナーズ
代表取締役 酒井 亮 

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