今回は少し悲しい話を書きます。
コロナの影響を受けている私はテレワークが増えました。
同時に健康管理の為にランニングをする機会も増えました。
「ランニング中もできるだけマスクを装着しましょう」とのことですが、私はしていません。
人とのすれ違いの時には「ソーシャルディスタンス」である一定以上の距離をあけるようにしていますし、人が多く集まるランニングコースには足を踏み入れません。
私がマスクをしないのは、ランニングの時くらいは気持ちよく外の空気を目一杯吸い、汗をかきストレス発散をしたいからです。
月に1~2回程度やっていたサッカーもコロナの影響で中止・延期になっているため、週に2回程度のランニングが自身の体調チェック方法になっているのです。
そして何より、走っていて2m以内に人が近づくようなランニング環境にないからです。
しかし先日、楽しみであるランニング中に(私にとっては)
事件が起こりました。
大通りを渡るため、私を含め5人程度が一定の距離を保ち信号待ちをしていました。
すると3m程離れたマスクをした中年女性が私を睨みつけ
「マスクをしなさい!!」
と怒鳴りつけられました。
その女性はマスクをしていたので顔の上半分しか見えなかったのですが、その表情はまるで私が感染者のような、または汚物かのようなとにかくひどい表情で私を睨みつけていました。
(私がマスクをしていればよかったのでしょうが…。)
仮に私が感染者だとしても、間違いなく感染などさせるような距離には誰一人いませんでした。
私はとても悲しい気持ちになりました。
2020年4月末(4/29)現在、
日本国内ではコロナウィルスによって命を落とした人が434名いらっしゃいます。
そして、感染者は14,097名です。
この「コロナウィルス(COVID-19)」は、
治療方法もまだ確立していない恐ろしいウィルスです。
(このウィルスと最前線で戦われている医療従事者の方々の
ニュースや知人の医者の話を聞くと感染しない行動を取ら なければいけないと思います。
医療従事者の方々には本当に頭が下がります。)
また、この敵は経済を止めるほどのウィルスです。
私のクライアントの中でも従業員解雇の検討に入ったところがあります。
その社長は従業員をとても大切にしている方です。
その会社ですら、従業員を守れなくなってきています。
社長のお話を聞いているだけでも胸が痛くなります。
そんな怖いウィルスにかかりたくないという思いは世界の人すべてが同じです。
ただその思いとは別に…、
最近全くズレた感情を持ってしまっている人が多い気がしてなりません。
『本当に怖く、憎いのは“ウィルス”であって、“人”ではない』のです。
この悶々とした気持ちをどのように表現していいのか?
悩みました。
悩んだ結果…、
『人が人に優しくなれていない。』
この一言に尽きます。
ランニング中の中年女性も然りです。
「屋外でこんなにも距離を取って気を付けているのに、
そんなことを見ず知らずの人に
自分が持ち合わせている一番の嫌な表情でそんなことを言えるのか?」
「そんな表情をして、自分に何か素敵なことが生まれるのだろうか?」
なぜこんな世の中になってしまったのか?とも思いました。
だいぶコジツケになってしまいますが…、
営業マンは相手の気持ちになるプロだと思っています。
そうでなければモノ・サービスをヒトに売ることなどできません。
私も一端の営業マンでした。
人に優しくする。
今の日本には、これが欠如している気がします。
「自分だけよければ…。」
本当に殺伐とした世の中です。
トヨタの販売会社では、
このご時世により“積極的な営業は自粛”との通知が営業マンに下りてきたそうです。
素晴らしい経営判断だと思います。
もちろんトヨタだけでなく、
他の業種業態の営業マンも“売りの時間”が減っています。
時間が余っています。
そんな方々にここで提案です。
前『営業マン コロナに負けるな!』で書いた通り、
その余った時間を“自己研鑽”の時間に充てる必要があります…が、
その他「今、人に自分ができること」を考えみてください。
私も“この事件”を機に考えました。
『人に嫌な気持ちを与えない』
『周りの大切な人が困っていたら全力で助ける』
『困ったときは困っていると大切な人に伝える』
人間の“原点回帰”です。
この世の中は、人と人が助け合って成立しています。
私は世界平和という大きな話をできるような人間ではありません。
ただ…、
私の周りにいる、
私が仕事でかかわっている小さな世界の人たちだけでも…、
そして目に見える目の前の狭い範囲でだけでもそのような言動を取っていきます。
制限されている中、できることを優しい気持ちで遂行する。
今はそれしかないと考えています。
人の気持ちを人一倍考えて仕事をしている営業マン。
人に優しくできる人。
「これをする(言う)と相手がどう思うか?」です。
無理やりでも楽しく今出来ることをしっかりと!
私は、以前の日常はもう戻ってこないと思います。
しかし、新しい日常が“今の日常”になるときに、
以前の日常より楽しくなる為にみんなで助け合っていきましょう!
コロナになんか負けない!
先日、仕事の帰路に高速から見えた光景です。
見にくいですが、ハートの上は「HOPE!」と書いてあります。
心がほっこりしました。
代表取締役 酒井 亮
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コメント
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もし無症状な感染者の場合、ランナーの荒い呼気は、咳やくしゃみにも等しくソシアルディスタンス2mどころではなく10mは感染の危険があるという説もあるそうです。
その説を知ってしまった人には、そちらの行動は、二ヶ月前の満員電車の中でノーマスクでくしゃみをしている人と等しく思えるものだったのではと思います。
おしゃっておられる他人への批判、思いやりのなさ、本当に世知辛いと話だと思います。この話の女性、物品の買占め、自分の常識に合わない他者への批判など、いろんな人のいろんな面が見えて、哀しくなったり、また自分もそういう面あるなという反省も促されることもあります。
まだまだ何が本当の正解になるのか見えていない時期、だからこそ他人への思いやり大切にしていきたいと思います。
参考までに山中教授のジョギングエチケットについて書かれたHP貼っておきますね。http://www.covid19-yamanaka.com/sp/
私もこのようなことをここのブログを書くべきことかという思いもありながら、人に優しくできているかを自分に対しても問う意味で書かせていただきました。
もちろん、「ジョギングエチケット」は存じ上げています。
時速14.4kmで走っている際、自身が走った「後方」10m程に口から出た粒子が置いて行かれる。(ウォーキング程度なら、5m程。)
このことは4月中旬、京都大学の山中教授が発表をされた際に知りました。
私は昔ほどのスピードも出さず、人が近くにいるときには呼吸を抑えたりと細心の注意を払っています。
今ではそれが習慣にすらなっています。
とはいえ、Chicaさんとその他ご不快な思いをされたであろう方にお詫びいたします。
申し訳ございませんでした。
今後、私も走る際にはマスクを着用します。
Chicaさんの優しさに感謝いたします。