今回は新人営業マンのゴールデンタイムについて書きます。
新人営業マンの皆さんは採用されて1ヶ月が経ち、
少し慣れたところでGW(ゴールデンウィーク)
そしてGWを終えて、「5月病」になってしまっている方も
いると思います。
今回、GW史上最長の“10連休”の方も
多かったのではないでしょうか?
和暦が「平成」から「令和」に変わった5月…、
既に現場に配属された新人営業マン、
まだ研修期間真っ只中の新人営業マンもいるでしょう。
入社直後から数時間研修したのみで、新人営業マンを
すぐに営業現場に出す企業もあれば、研修期間を3ヶ月間設け、
7月1日に配属させるという企業もあります。
では、「新人研修の期間はどのくらいの期間が適正か?」
これについては、正解はありません。
その為、それぞれの企業が新人営業マンの能力を上げるために、
毎年担当部署が研修カリキュラムを練り直したり、
研修期間を少し変えてみたりしているわけです。
私も新人営業マンと毎年携わらせていただいていますが、
研修期間中、皆さんが目をキラキラさせ夢と希望と不安を抱きながら
“社会人”として、“営業マン”として、スキルを磨くべく
必死に学んでいます。
そんな新人営業マンを前に、私が自己紹介直後に
必ず話すことがあります。
それは『新人のゴールデンタイム』という話です。
まず、「営業マン」の主な“評価基準”は?
はい。
「数字」です。
成約件数・売上額・利益額・利益率等、売れれば評価され、
売れなければ…です。
では、4月~5月のこの時期の“新人”営業マンの評価基準は
何でしょうか?
もちろん、早速数字を課せられている営業マンも少なくないと
思いますが、その評価数字は“まだ”たかだか知れています。
営業実務についていない、またはつきたての
新人営業マンの“評価基準”は、
「清潔感がある」
「あいさつがちゃんとできる」
「名刺交換がしっかりできる」
「大きな声でハキハキと話ができる」
「動きがいい」
「話をしっかりと聞ける」等…です。
これらは社内だけの評価ではありません。
現場に出た際の『お客様の評価』でもあります。
または、直積的に関係のない「会社に出入りしている協力会社」や
「同じビルに入っている他の会社」の評価にも繋がっていくのです。
先日大手企業のクライアントから研修のご依頼を受けた際、
こんな発注をいただきました。
『同じビルに入っている同グループ会社(他社)から、
エレベーターや廊下ですれ違ったときに
「あの会社(クライアント)の新人は元気で
挨拶や礼儀がしっかりとしている。」と
言われるような新人の育成』
でした。
とても面白く、且つ明確な社員像だと感じました。
直接的な利害がない人まで気が利く人材を育成すれば、
お客様ファーストの言動が取れないわけがないという考え方です。
少なからず(昇進など)利害関係のある“上司だけ”を見て
仕事をしてしまう営業マンも見てきましたが、
ほぼ全く利害関係のない同グループ会社(他社)社員に対して
しっかりとした対応ができる人材であれば、直接的に利害が発生する
“お客様”への対応が気が利かないわけがありません。
更には、『新人教育』は会社のブランディングの1つの方法でもあるとも考えていらっしゃいました。
とても素晴らしい考え方です。
そして、新人営業マンにとっては…。
“たかだか”こんなことで評価が上がったり、
下がったりするのです。
たった、こんなことができるだけで評価が上がってしまうのです。
営業マンの評価基準である“売れる”“売れない”は、
まだこの時期は関係ないのです。
この期間が“新人のゴールデンタイム”です。
3月31日まで学生だったのに、4月1日になった日から
急に社会人になるのです。
いくらバイトで接客業をしていたことがあると言っても、
マナー研修をかじった程度でしょう。
たかが新人研修ですが、本気で学ぶ人と、学生気分を残し
惰性で走り始めた人では、将来大きな差が出ます。
ここで最初の評価が生まれてしまうのです。
私も、新人営業マンに触れる度に若いパワーをもらい、
楽しくもあり、幸せな気持ちになります。
是非、このチャンスを逃さないでいただきたいです。
株式会社 ウィングパートナーズ
代表取締役 酒井 亮
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